毎日何もないことが重要。トラブルが起こらないよう、品質と工場を管理する仕事。

品質管理課では、製造されたリサイクル原料の分析を行い、品質の可視化を行っています。また、新しく機械が導入された際はトラブル対応等のマニュアルを作成し、業務品質の標準化をサポートしています。

廃棄物を工場内で選別や破砕などを行いリサイクル原料として納品していますが、建設系の廃棄物は塩素濃度が高いものが多いため、規定の数値を超えていないか成分を分析してチェックします。特に新しい種類の廃棄物などが入ってきた場合は数値が変わる可能性があるので、納品先のお客様にも報告が必要になります。お客様から成分についてのお問い合わせがあった場合は、自社分析と外部分析の照らし合わせなどを行い、自社内での改善や報告をすることもあります。

また、工場のメンテナンスも担当しており、選別機械やコンベヤの日常点検を行い、機械トラブルが見つかった場合は迅速に対応します。施設管理グループのみなさんと協力して安定した製造を目指しています。メンテナンスを通して工場の仕組みを理解することも、品質管理に必要な知識を得る大切な作業です。

誰に対しても裏表なく、信頼できる会社。

入社を希望したきっかけは、会社説明会で光洲産業の気さくな社員の方に出会ったことです。
合同説明会では多くの企業が会社の説明をしてくださいますが、きれいごとばかりの説明が背伸びしているように感じ、どこか違和感を感じていました。きれいにまとめられた上部だけの業務内容や給与しか分からない会社には魅力を感じられず、着飾らずにありのままを教えてくれる企業を探したいと思い、合同説明会で探すことを諦め、自分で一社一社調べていきました。
大学院ではドジョウの研究を行っていたのですが、生き物関係の仕事は公務員かNPO法人が多く、募集も少ないので諦めていました。生態系に興味があったので間接的にでも環境に関わりたいなと思い、環境産業の仕事を探していた時に光洲産業に出会いました。

会社説明会に参加した時に、今までの失敗例も踏まえて会社のことをしっかりと教えてくださったところに惹かれました。悪いところを見せないようにする会社が多く、失敗談はなかなか話してくれるところは少ないです。説明をしてくださった方がとても真摯に学生に向き合ってくださって、社会人と就活生の壁を感じなかったのもうれしかったです。

好きな生き物を守れるよう、リサイクルを通して環境を守る。

入社してから半年間は色んな部署をまわり、研修を行いました。その後、最初は営業部の企画推進課に配属され、営業の資料や工場内のプレゼンテーションの作成を行っていました。
グラフの作成や数値計算、統計などは大学で勉強していたので、そこを買われて品質管理に異動することになりました。大学・大学院では研究用のプレゼンテーションやポスターの作成に力を入れていたので、資料が見やすいと言っていただけるととてもうれしいです。

今はまだ自分にできることが少ないので、まずは基礎をしっかり覚えてできることを増やしていきたいと思っています。工場では廃棄物が複雑な製造工程を経て、リサイクル原料として生産されています。先輩からは1年くらいかけて覚えてくれればいいと言われていますが、半年で全部の工程を覚えたいですね。お客様に満足していただける高品質なリサイクル原料を提供するために、品質向上や工程改善に対して課題発見・解決ができるようになることが今の目標です。見本市みたいなものにも自由に参加させていただけるので、業界関係なく色んなものを見て品質向上へのヒントを得ていきたいと思います。

自分の場合は「リサイクルが好き」というより、「生き物が好き」。だからこそリサイクルをしっかりして、生き物が暮らしやすい環境を作っていきたいと思っています。