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事業内容
汚染土壌
- 作成:2026.09.07
- 更新:2026.09.07
「環境基準を超過した汚染土壌が出た。Sさんのところでやれますか」――都内の公共工事現場から、そんなご相談が届きました。鉛やフッ素が環境基準を超過した土壌です。 実はこの相談、産業廃棄物処理業者にとっては「専門外」の案件です。汚染土壌は法律上、産業廃棄物ではありません。廃棄物処理法ではなく土壌汚染対策法の枠組みで扱われ、必要な許可も、伝票も、処理ルートもまったく別の世界。だからこそ、どこに相談すればいいのか分からない排出者が続出します。本記事では、光洲産業のベテラン営業・Sが、法の枠組みの整理から処理業者の選定、現場の段取りまでを取り仕切った事例をご紹介します。
海洋土木大手 W社 様(東京支店/都内の公共工事現場から出た汚染土壌の処理)
目次
案件概要
【お客様】
海洋土木大手 W社 様(東京支店)
【現場】
東京都内の公共工事現場
【品目】
鉛・フッ素等が環境基準を超過した汚染土壌(産業廃棄物ではなく、土壌汚染対策法の枠組みで処理)
【時期】
2023年頃・1月〜3月
【スキーム】
光洲産業(S)が処理業者の比較選定・現場の段取り・配車調整を統括。基準超過の程度からリサイクル不可と判断し、埋立処分。汚染土壌の管理票で運用
【担当】
営業・S(W社様の担当歴17〜18年)

課題:産廃業者では扱えない「廃棄物ではない廃棄物」
汚染土壌の処理が困難な理由は、モノの性質だけではありません。最大の壁は法律の枠組みです。土壌は廃棄物処理法の対象外。つまり産業廃棄物の許可をいくら持っていても運べず、処理できず、産廃のマニフェストも使えません。汚染土壌の処理業・運搬に対応した業者を、別の法体系の中から探す必要があります。
W社様は汚染土壌の扱い自体は初めてではありませんでしたが、「どういう工程を整備し、発注者(行政)にどうアプローチすべきか」という専門的な相談ができる相手として、以前から廃棄物のことで頼りにしていたSへ一番に電話をくださいました。他社の現場で発生した案件にもかかわらず、です。処理が滞れば工期はずれ込み、公共工事全体のスケジュールに影響します。
光洲産業の対応:業者比較から現場の段取りまで、丸ごと統括
処理方法は業者ごとに違う。だから「比較」する
Sはまず、付き合いのある処理業者数社に声をかけ、受け入れ条件と見積もりを提出させました。汚染土壌の処理方法は業者によって異なります。今回は基準超過の程度が大きく、リサイクル処理は不可。埋立処分となる前提で、受け入れが可能で、なおかつ配車まで対応できる業者の中から、最も条件の合う1社を選定しました。
光洲産業自身は汚染土壌を運ぶことも処理することもできません。しかし「できないから紹介して終わり」にはしません。Sは現場管理と段取り、配車調整の間に立ち続け、案件全体を統括しました。
公共工事ならではの時間との付き合い方
初回の問い合わせから回答・契約まで、要した期間は1〜2か月。時間がかかった理由は処理側ではなく発注側にあります。本件は追加発注にあたり、発注者が予算を議会に通す必要があったためです。公共工事では、こうした行政手続きの時間を織り込んだ段取りが欠かせません。
請求の根拠まで、きちんと示す
処理完了後は、運搬実績と実数重量に基づく精算を実施。車両の管理表を提出し、根拠を示したうえで請求しました。伝票も産廃のマニフェストではなく、汚染土壌の管理票で適正に運用。「産廃と土壌は別の世界」であることを、書類の一枚まで徹底しています。
成果:「またあれば頼みます」が、場所を越えてつながっていく
- 処理完了時、お客様から「無事終わってありがとう。またあれば頼みますね」の言葉
- 1〜2年後、同様の汚染土壌案件を再びご依頼いただき解決
- 当時のご担当者様は転勤先の北海道からも相談を寄せてくださり、行政が関わるプロジェクトでは法規制まわりのコンサルタント的な立場で声がかかるように
「困ったら、まずSさんに聞く」。その信頼は現場を越え、地域を越えて続いています。処理を1件請け負う会社ではなく、廃棄物と土壌の困りごと全般の相談窓口として選ばれ続けている事例です。
担当者からのメッセージ
お客様に頼られる仕事、感動を与えられる仕事をしなさい――先代が常に言っていたことです。私のお客様には、創業のころからお付き合いいただいている会社もあります。歴代の営業がつないできた信頼を、私の代で途切れさせるわけにはいきません。産業廃棄物の処理業者として頼っていただけるよう、お客様の困りごとをご満足いただける形で解決できるよう努めます。これからもよろしくお願いいたします。(営業担当・S/営業歴18年)
汚染土壌・処理困難物でお困りの方へ
汚染土壌のように「産廃の枠組みでは処理できない」案件は、どこに相談すべきかの判断自体が難しいものです。光洲産業は、法の枠組みの整理から適正な処理業者の比較選定、現場の段取りまでを一括してお引き受けします。分析データがある段階でも、まだ何も分からない段階でも構いません。お問い合わせフォームまたはお電話にてご相談ください。
※掲載写真はすべてイメージです。