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事業内容

火災ごみ

  • 作成:2026.09.07
  • 更新:2026.09.07

火事で全焼した住宅の建て替え。解体工事を始めたくても、現場に残るのは焼け焦げた「火災ごみ」です。通常の解体廃棄物とは扱いが異なり、処分先は限られ、受け入れには罹災証明などの書類も必要になる――工事が始まる前から、越えるべきハードルがいくつも立ちはだかります。 本記事では、川崎市内の全焼火災現場から出た火災ごみ43立米について、光洲産業が処分先の選定、罹災証明の取得調整、荷姿の設計・交渉までスキーム全体を組み立て、約1か月で搬出を完了させた事例をご紹介します。担当は、この解体業者様と25年のお付き合いになるベテラン営業・Yです。

全焼火災の建て替え現場から出た「火災ごみ」43立米――罹災証明の取得から荷姿の交渉まで、処理スキームを丸ごと設計した事例

大手ハウスメーカー M社 様/解体業者 K社 様(火災現場の建て替え工事に伴う火災ごみの処理)

案件概要

【お客様】

解体業者 K社 様(窓口)/排出事業者:大手ハウスメーカー M社 様

【現場】

川崎市内・全焼火災のあった住宅の建て替え現場

【品目】

火災ごみ(木くず・廃プラスチック類・金属くず等が混ざり合った混合廃棄物。完全に燃え切った灰は「燃え殻」に分類)

【数量】

トータル43立米

【期間】

2024年9月19日〜10月16日(約1か月で搬出完了、契約まで約2週間)

【スキーム】

光洲産業が処分場を選定・交渉、罹災証明の取得を調整。運搬はK社様が自社運搬(処分場は横浜市内・焼却処理/電子マニフェスト運用)

【担当】

営業・Y(この解体業者様の担当歴25年)

火災ごみの対応イメージ
火災ごみの対応イメージ

課題:「全焼」の火災ごみは、すべてが処理困難物になる

ボヤと全焼では、まったく別の案件になる

火災ごみの相談自体は、解体の世界では珍しくありません。ただし多くはボヤや部分焼で、焼損した部分だけを分けて処理できます。今回は全焼。建物を構成していたあらゆる品目が焼け、全体が「火災ごみ」となった現場でした。

火災ごみと聞くと「燃え殻」を思い浮かべがちですが、産業廃棄物の分類はそれほど単純ではありません。燃え残って原型を留めているものは元々の分類のまま扱われます。燃え残った柱は木くず、溶けたプラスチックは廃プラスチック類、金属は金属くず。「燃え殻」に分類されるのは、完全に燃え切った灰の部分だけです。つまり全焼現場の火災ごみとは、これらが混ざり合った混合廃棄物であり、処分先の設備に応じた選別・処理が必要になります。古い建材が燃えた灰にはアスベスト等が含まれているリスクもあり、受け入れられる処分場は限られます。

さらに厄介なのは性状です。一部が炭化した廃棄物は、通常のリサイクルルートに回すことができず、他の廃棄物と同じ処理ができません。そのため光洲産業でも自社での処理は行わず、「うちでは処理できません」で終わらせない、ソリューション型の対応――処分先の開拓・交渉からスキーム設計まで――に切り替えて案件を受けました。処理できずに現場が止まれば、解体工事も建て替えも進まず、工期とコストが膨らんでいくだけだからです。

「困ったら、まず光洲産業に電話」――25年の関係

窓口となった解体業者K社様は、担当のYと25年のお付き合い。液状廃棄物、電池類、そして今回の火災ごみと、「困った案件はまず光洲産業に電話すれば、必ずどこかにつないでくれる」ことをご存じのお客様です。今回も、現場が始まる前の段階で最初の1本のお電話をいただきました。

光洲産業の対応:書類・処分先・荷姿、3つの壁を順に越える

壁①罹災証明――施主様まで遡る書類調整

火災ごみを処分場に受け入れてもらうには、確かに火災によるごみであることを示す罹災証明が必要です。罹災証明は管轄の消防署(ケースによっては区役所)が発行しますが、申請できるのは建物の持ち主。つまり、窓口のK社様→排出事業者のM社様→施主様(個人)と、2段階遡って動いていただく必要がありました。

この多層の調整が、実は本案件で最も時間を要したポイントです。取得された罹災証明をメール・FAXで受領し、処分場に「間違いなく火災ごみである」ことを確認してもらって、ようやく受け入れがスタート。ここまで含めて契約完了まで約2週間で駆け抜けました。

壁②処分先――「混合のままで構いません」を引き出す

全焼現場のごみは分別できません。光洲産業は、混合状態のままの受け入れを認めてくれる処分場を選定。焼却処理の許可を持つ処分場で、電子マニフェスト・紙マニフェストのどちらにも対応できる体制を整えました(今回は電子マニフェストで運用)。

壁③荷姿――フレコン詰めの設計と、規格外品の交渉

処分場が変われば、受け入れの条件も変わります。以前別の火災案件で使った処分場は、処分場の車両で運搬するばら積みで搬入できましたが、今回の処分場は荷姿の条件が異なり、フレコンバッグに収まるサイズまでカットして詰める必要がありました。この違いを事前にK社様へ説明し、現場での切断・詰め込みの段取りを整えていただきました。

それでも、どうしてもフレコンに入らない大きさのものが発生します。ここはYが処分場と直接交渉し、規格外のまま車両2台分の受け入れを認めてもらいました。ルールを説明するだけでなく、ルールに収まらないものの落としどころまで作るのが、間に立つ者の仕事です。

現場都合の「急な搬入」にも、その都度対応

解体現場の進行は生き物です。職人さんの作業ペースによって搬入のタイミングはランダムになり、予約の取り方にもばらつきが出ました。それでも処分場側と調整を重ね、急な搬入にもその都度対応。処分場が横浜市内と近距離だったため、K社様の自社運搬を活かした機動的な搬入体制が組めたことも、コストとスピードの両面でプラスに働きました。

成果:約1か月で搬出完了。「一番最初に電話をもらえる会社」であり続ける

  • 現場開始前の相談から契約完了まで約2週間、搬出は約1か月(2024年9月19日〜10月16日)で完了
  • 急な搬入への都度対応に、お客様から「助かりました」の言葉
  • 金額面での指摘は一切なし。お客様が最も重視していた「スピード感」で応えた

K社様とは現在も、通常の産業廃棄物で毎月継続的なお取引をいただいています。そして火災ごみ、液状廃棄物、電池類――対応できるか分からない案件ほど、一番最初に光洲産業へ電話をいただく関係は、今も続いています。

担当者からのメッセージ

処理困難物のご相談では、軽々しく「できます」と言わないこと、そしてその場で断らないことを徹底しています。まず写真を送っていただき、処分場と確認・交渉したうえで回答する。「処分できます」とお伝えした後で「やはりできませんでした」は、絶対にあってはならないからです。そのうえで、お客様は今まさに困ってご相談くださっているので、スピード感を持って返すことを一番に心がけています。正直、現物を見てみないと処分方法は分かりません。ですが、「うちには扱えません」というお断りは、私はしません。当社が関わるか関わらないかは別にして、必ずどこかへつなぐ。目の前の困りごとを100%解決する――その気持ちで、これからも対応していきます。(営業担当・Y)

火災ごみ・処理困難物の処分でお困りの方へ

火災ごみは、罹災証明の取得、限られた処分先、荷姿の条件と、通常の解体廃棄物にはないハードルが重なる廃棄物です。解体工事の予定が見えた段階、できれば現場が始まる前にご相談いただければ、書類の段取りから処分先の確保まで、最短のスキームを設計できます。

光洲産業は、自社で処理できない品目でも「必ずつなぐ」ことをお約束します。まずは現場の写真1枚からで結構です。お問い合わせフォームまたはお電話にてご相談ください。


「火災ごみが出たら、光洲産業に」――現地確認は即日回答。保険対応のボヤ火災2現場をスピード解決し、指名される窓口になった事例

大手住宅メーカーグループのリフォーム会社 P社 様(共同住宅のボヤ・火災に伴う火災ごみの処理)

案件概要

【お客様】

大手住宅メーカーグループのリフォーム会社 P社 様(紹介元:解体業者 I社 様)

【現場】

川崎市内・横浜市内の共同住宅 計2現場

【品目】

火災ごみ(燃え殻が付着した廃棄物。※完全に燃え切った灰のみが「燃え殻」に分類され、原型を留めるものは元々の品目のまま扱われます)

【数量】

約10立米/約5立米前後(現場ごと)

【スキーム】

収集運搬会社・最終処分場とも光洲産業が協力業者で段取り。罹災証明はお客様が消防署から取得。現地確認・回答は即日

【担当】

営業・S(営業歴18年)

火災ごみの対応イメージ
火災ごみの対応イメージ

課題:火災ごみは「誰に頼めばいいか」から分からない

グループの住宅メーカーが建てた建物のアフターを担うP社様にとって、ボヤ・火災の後始末は避けて通れない業務です。ところが火災ごみは、行政の収集では引き取ってもらえず、通常の産廃業者でも処理できないことが多い廃棄物。燃え殻が付着し、木くず・廃プラスチック類・金属くずなどが混ざり合った状態は、リサイクルルートに乗せられないためです。

処理が進まなければ、原状回復も再建も始められず、お客様の不動産事業そのものが止まってしまいます。P社様は他社に相談することすらできないまま、付き合いのあった解体業者I社様に相談。I社様の部長から「光洲産業のSさんを紹介するから」とつないでいただいたのが、この案件の始まりです。

光洲産業の対応:確立された型で、即日回答

現地確認、その日のうちに「できます」

火災ごみは、光洲産業がこれまで何度も手がけ、社内に対応の型ができている品目です。Sは現地を確認したその日のうちに、処理可能である旨と段取りを回答。収集運搬会社から最終処分場まで、すべて協力業者ネットワークで組み上げました。お客様にお願いしたのは、消防署からの罹災証明の取り寄せのみです。

袋詰め不要。現場の手間を最小にする受け入れ設計

荷姿も現場負担を最小化しました。袋詰めなどの手間をかけず、そのままコンテナに積み込める形で受け入れられるよう段取りし、現場作業を軽くしています。

保険対応の火災案件は、何よりスピード

本件は保険対応の案件です。こうしたケースでお客様が最も求めるのは、価格交渉よりも「一日も早く片づくこと」。適正価格の見積もりに対して金額面のやり取りはほぼなく、スピード最優先で処理を完了させました。火災という突発事態では、確立されたルートを持つ会社に頼めるかどうかが、復旧までの日数を直接左右します。

成果:1件の解決が、「指名」と新規取引に変わった

  • 「また同じような案件があったらお願いしよう」の言葉をいただき、P社様の営業サイドでは「火災ごみが出たら光洲産業に話してくれ」が定着
  • 紹介元のI社様経由で新たなお客様のご紹介が続き、解体関連の案件が新規に光洲産業へ
  • P社様からは直近も新しいご相談をいただき、契約手続きが進行中

処理困難物の解決は、1件で終わりません。「困った時に助けてくれた」という記憶が、社内の合言葉になり、紹介になり、通常案件の取引へ広がっていく。ソリューション営業が新規開拓の入口として機能した事例です。

担当者からのメッセージ

お客様に頼られる仕事、感動を与えられる仕事を――先代から受け継いだこの言葉を、いつも心に置いています。火災のような突発の困りごとほど、なるべく早く解決策をご提案できるよう動きます。どんな状態でも構いません。まずはご相談ください。(営業担当・S/営業歴18年)

火災ごみの処理でお困りの方へ

共同住宅・戸建てを問わず、火災ごみは「行政も通常の産廃業者も引き取れない」廃棄物です。光洲産業には対応の型があります。罹災証明の段取りから処分完了まで、最短ルートでご案内しますので、現場の写真とあわせてお問い合わせフォームまたはお電話にてご相談ください。

※掲載写真はすべてイメージです。