SERVICES

事業内容

特管廃油・薬品

  • 作成:2026.09.07
  • 更新:2026.09.07

「昨年まで頼んでいた処分業者に、断られてしまった」――川崎市内の合成樹脂製品メーカーC社様の敷地には、使い切れずに残った薬品類と機械油、合わせて約400kgが保管されていました。中身はイソプロピルアルコールなどの引火性廃油と、廃酸・廃アルカリに該当する薬品ボトル多数。長期保管を続ければ、薬品によっては発火・爆発につながりかねない状態です。 しかもお客様は、この中に「特別管理産業廃棄物」が含まれていることをご存じありませんでした。本記事では、展示会での出会いを起点に、光洲産業のHが品目の法的整理から特管対応業者の手配までを行い、リスクごと片づけた事例をご紹介します。

それ、実は「特別管理産業廃棄物」です――工場に残された薬品・廃油400kg、法令リスクごと解決した事例

合成樹脂製品メーカー C社 様(事業所内に保管されていた廃油・廃酸・廃アルカリの処理)

案件概要

【お客様】

合成樹脂製品メーカー C社 様(川崎市内・事業所の資材置き場に保管)

【品目】

廃油(イソプロピルアルコール等・引火性のため特別管理産業廃棄物に該当)、廃酸・廃アルカリ(薬品類)

【数量】

合計約400kg(イソプロピルアルコールが大半、ほか小型薬品ボトル多数)

【時期】

2026年3月〜5月末

【スキーム】

特別管理産業廃棄物の収集運搬・処分許可を持つ処理会社を光洲産業が紹介。SDS(安全データシート)を取り寄せて品目を整理し、紙マニフェストで運用

【担当】

営業・H(接点は環境系の展示会でのご挨拶)

特管廃油・薬品の対応イメージ
特管廃油・薬品の対応イメージ

課題:余った薬品は、放置されがちで、実は危ない

C社様は合成樹脂の成形工程で、機械の洗浄や触媒として薬品を使用しています。薬品は一斗缶などの単位でまとめて購入するため、全量を使い切れず、余りが少しずつ溜まっていく――多くの製造業に共通する構造です。溜まった薬品類は当初、屋外のコンテナ置き場に保管されていましたが、処分を求める通知を受け、屋内の安全な場所へ移して処分先を探していました。

ところが、昨年まで使っていた処分業者には断られてしまいます。理由は品目です。イソプロピルアルコールのような引火性の廃油は、通常の産業廃棄物ではなく特別管理産業廃棄物。収集運搬にも処分にも特管の許可が必要で、扱える業者は限られます。近年は液状廃棄物を受けられる処理会社自体が減っており、「昨年までの業者」が今年も受けてくれるとは限らないのです。

光洲産業の対応:品目の法的整理から、特管対応の手配まで

「これは特管です」――お客様が知らなかったリスクを先に潰す

お客様には、保管物の中に特別管理産業廃棄物が含まれるという認識がありませんでした。Hは品目を調べたうえで、イソプロピルアルコールが特管の廃油に該当することをご説明。もし知識のないまま、特管の許可を持たない業者に委託していれば、排出事業者であるC社様自身が法令違反のリスクを負うところでした。

SDSで品目を確定し、2週間で見積もりOKまで

処理先には、近隣で特管の処分・収集運搬許可を持つ処理会社を選定。許可証は事前に確認しています。処分側が必要とするSDS(安全データシート)をお客様から取り寄せて品目・成分を確定し、H自身も現地で保管状況を確認しました。分析情報が揃っていたことで見積もりもスムーズに進み、初回問い合わせから約2週間で見積もり了承・契約手続きへ。手を加えずそのままの性状で排出できる形を取り、お客様の作業負担はSDSの用意だけでした。

特管の処分費は「高い理由」まで説明する

見積もりは廃アルカリ・イソプロピルアルコール・薬品類の内訳で提示。特別管理産業廃棄物の処分費が通常品より高くなることは、許可制度上の理由とあわせて事前にご説明し、ご納得のうえで進めています。マニフェストは紙マニフェストで適正に運用し、返票をもって完了を確認しました。

成果:危険物ゼロの職場に。取引は通常品にも拡大

  • 保管されていた薬品・廃油約400kgをすべて適正処理し、発火・爆発リスクと法令リスクを同時に解消
  • お客様から「助かりました」の言葉
  • 以降、木製パレットや梱包材など通常の廃棄物も定期的にご依頼いただく関係に発展

展示会での一度のご挨拶が、リスクの発見、適正処理、そして継続取引へとつながりました。「処理を頼む」前に「これは何の廃棄物か」から相談できる相手がいるかどうか。それが、排出事業者の安全と法令順守を左右します。

担当者からのメッセージ

余った薬品や古い機械油は、どこの事業所にも眠っています。それが特別管理産業廃棄物かどうかは、見た目では分かりません。ラベルの写真やSDSがあれば、こちらで調べて整理しますので、「これは何として捨てればいいのか」という段階から、まずご相談ください。(営業担当・H)

薬品・廃油の処分でお困りの方へ

引火性の廃油や強い酸・アルカリの薬品は、放置すれば事故リスク、誤った委託は法令リスクになります。光洲産業は品目の整理から特管対応業者の手配、マニフェスト運用までワンストップで対応します。保管中のものの写真とあわせて、お問い合わせフォームまたはお電話にてご相談ください。

※掲載写真はすべてイメージです。